まぁ古い話ではありますが、以前の原稿を書き直し「メキシコ旅情」と銘打って(命名byP氏)連載していく予定。自分で言うのも何ですがね、これが実話見聞録!?って疑いたくなる位に非現実的な旅でした。って、旅をすること自体が非日常なんだけど。後は、それを伝えられる筆力があるかどうかにかかってくる訳だなあ。それは…読んでのお楽しみという事にしといて。
で、今回は予定を変更して「メキシコ旅情・予告編」なのです。一口にメキシコといっても大方のイメージとは違うので、前知識として読んでいただこうかと。実を言うと、まだこんな発表の場が出来るなんて想像もしなかった1年以上前の文章でして(故に題名も違ってます)。手抜きしたい訳じゃないんだけど、原文ママで載せちゃおうと…。いえいえ本当に、怠けたいとかじゃなくてアレですから何というか。
では以下本文。
「25days of Cancun(&Havana)」
はじめに
1996年の9月から10月にかけて、僕はメキシコのカンクンに行ったのよ。キューバの首都ハバナにも3泊4日したけど、まぁこっちはオマケの小旅行だね。
かなり古い思い出話になるんだけども、なかなか面白かった。今になってみて、自分でも(マジで?)と思っちゃうような事ばかり。省略と脚色もあるけど、僕自身の体験に基づいているんで作り話じゃないですよ。別にネタ作りに無茶した訳じゃないのに。
しかし、なんでまた?
ハバナは小旅行だから置いといて、なぜカンクンに行ったのかを説明しときます。
いきさつは、過去に数年さかのぼって、僕が英会話を習いに行ってた頃。そこで、トニーというアメリカ人の先生と知り合いになったの。で、気が合って一緒に遊ぶようになって、メキシコ人のエドベンとも仲良くなったってな訳。
エドベンは、トニーのルームメイトで、しばらくして実家に帰ったのね。で、忘れた頃にトニーから「今度メキシコ行くんだけど?」と誘われたの。エドベンちに。それが、この年の春先だったんだ。
トニーは4月に「日本での就労ビザが切れるから」って先に出発、僕は金ないし数カ月遅れて現地入りと相成った次第。でも我ながら図々しいよな、本当に行っちゃうんだから。
それまでも、トニーは海外行く旅に誘ってくれてたんだけど、やっぱ社交辞令だと思うよね普通。でも今回は洒落で「じゃあ行くよ」って言ってみたんだわ、したらエドベンも「早く来い」って。こういうのってアリなのねー! 信じらんなかったけどバイトして親にも借金して行っちゃった。そんでエドベンちの2階に間借りしてたトニーの部屋に、居候。
ま、そんな経緯でカンクン。
それはどこか? と言いますと、メキシコ南部のユカタン半島の先っちょ。最近じゃ日本でもチョイと知られるリゾート地、白い砂浜と青いサンゴ礁でハネムーナーも御用達だとか。ホテル地区だけでもアクティビティ充実だし、近場には世界的なダイビング・スポットや、マヤ文明の遺跡もゴロゴロ。
当然ながら、暑い! 特に7〜8月は非常に暑い、とトニーが言っていた。秋はジュビアと呼ばれる雨季に入るので、比較的マシなほうらしい。赤道よりは北にあるけど、それでも充分暑いのは確か。
物価は、観光地だから地方より高いけど、まぁ日本と比べりゃ安いんじゃないかな。高級ホテルにいた訳じゃないから分からないけど。
治安も、他の町よりは全然良いみたい。貴重な外貨収入の拠点だし。ただ郊外に行くなら覚悟はしといたら? っていうか、暗い夜道だって保障はできませんが。
それから文化は、北部のメキシコシティとかのとは全然違うみたい。テキーラよりもラム酒、まさしくそんな感じ。スペイン人よりマヤ人の血が濃いから、間違いなく不精ヒゲは嫌われる。というか、怪しまれるので止めましょう。
あとは読んでみてね〜。
英語も日本語も堪能なエドベンと,彼の家族の好意に感謝。グラシアス!
もちろん、トニーにもね。
…という訳で新春大公開! というのはウソ、近日中に(という気持ちで)。
平成15年11月13日