2007年03月28日

【'05台湾×2】07/続・列車の旅

 さて、新北投で1泊して、いよいよ南下です。
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 台湾にも駅弁文化がありまして、これもまた日本統治時代の名残のようです。せっかくですからコンビニ弁当ではなく、台北車站の鉄道ミュージアムみたいなコーナーで駅弁を購入。車窓を眺めつつ、半日がかりで高雄に向かいます。
 徐々に田園風景が増えて、家並みも趣きが変わっていきます。その景色の移ろいに(北部は外省人、南部は内省人)といった文化の差を感じて、見飽きるという事がありません。
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そして時折、ぽつんとお墓が立っています。やや小ぶりですが沖縄のお墓に似ていて、緑一色の中でカラフルな中華装飾が目を引きます。
 そして稀に、ブルーグレイの地味な色遣いのお墓に気付いたりします。よく見ると白い縁取りの赤丸が描かれていて、まるで戦闘機のようです。きっと大戦中に、ここで撃墜された日本空軍兵士が眠っているのでしょう。そして地元の方々に今も(世代を越えて奉られてるのか)と思うと、深く心を打たれます。

05tw07_2(快車の様子)





05tw07_3(こちら普通車)





 ちょっと分かりにくいのですが快車は奥に車内販売の添乗員がいて、おそらくは補強を兼ねている円状の間仕切りが写っています。普通車はベンチシートの車両もありますが、それはそれで少し懐かしい感じがして好きです。
 急行に乗ると、湯沸し場が付いた車両もあります。これを実際に使っている人は見た事ないのですが、湯沸かし器の温度計を見た限りでは熱湯が出るようです。車内が満席だと、大荷物のオバチャンや部活帰りの女子高生がカウンター内を占領してますが・・・・・・。
 万が一、車両事故が起きたらと思うと二次災害が心配です。

 夜行列車で高雄〜台北間を移動した時、トイレに入ったら横向きでした。日本では普通、進行方向と同じ向きだと思うので・・・・・・。まぁ本当に些細な事なんですが、それだけに何か意味ありげに見えてしまったりもするのですね。そんなに横揺れが激しいとも感じなかったので、縦向きにしない理由が他にあるのでしょう。
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 夜行列車は寝台ではなく、普通の莒光号なんですね。高雄からの最終便は23:20発で、翌朝5:52台北着。ほとんど満席だったのは、クリスマスイブの前日だったせいなのでしょうか。僕の隣に座ったオバチャンは、ホームで見送る孫に手を振っていました。で、走り出すと速攻で席を倒して寝てましたが。
 僕は全然眠れませんでしたけどね、乗り過ごさないようにと緊張してましたし。でも台北で乗客が一斉に降りたので、熟睡していても目が覚めてたでしょう。

 電車に乗っていて、不思議に思う事がありました。
 乗降ドアが故障してたのか、1箇所だけ車掌が手動で開け閉めしていたんです。
 到着前にドア開けて、ホームで下りると指差し確認、出発後に無線連絡してからドア閉めてガチャリと鎖をかける・・・・・・の繰り返し。
 その車両に乗ってるのは、せいぜい5人ぐらいなんですね。鈍行ですし、乗降客も少ないんです。ドアに貼り紙でもして閉鎖しておけば済みそうなものを、しかも見ている僕にすれば車掌の方が危なっかしい訳です。
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 別な時に切符の行き先よりも手前で下車したら、わざわざ9元の差額を払い戻して受取証まで書かれてしまいました。コンビニで貰うレシートも、保管する義務があるそうなんですが・・・・・・。
 もちろん(おかしいから正すべきだ)とは思ってないんですよ、そういうふうに大雑把さと几帳面さが同居する人間味がまた魅力なんです。
posted by tomsec at 00:04| Comment(6) | TrackBack(0) | '05台湾×2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

【'05台湾×2】06/列車の旅

 列車の旅は、いいもんです。台湾はバスの路線も発達しているのですが、長距離バスなんて豪華すぎて僕には面白味がないんですね。
 その点、列車は味があります。最初の旅で乗った急行はドアがなくて、それで僕は一気に列車好きになってしまいましたよ。今回は見かけなかった代わり、走行中にドア開放!っていう日本では罰せられてしまうような体験もしました。
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 乗った急行が禁煙車だったので(喫煙スペースってないのかなぁ〜)と車両移動してたら、乗降ドアが開いてるんですよ。外まる見え。で、そこにいた人に訊いたら「吸いたかったら、勝手にド ア開けて吸え」なのだそうで・・・・・・。
 あー、でもこれ間違ってたら誤情報を広めちゃう事になるなぁ!
 念を押して確かめたんですけどね、それに通りがかった車掌さんも気にしてない様子でしたよ。まぁ気が休まらないんですけどね、連結部って走行音とか隙間風も気になるし。それに台湾でも、喫煙者は肩身が狭そうです。
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 ところで、台湾では「電車(普通車)」というのは各駅停車を意味するようです。急行は復興号で、快速(快車)が莒光号で、特急は自強号といった感じでしょうか。
 台北〜高雄間で比較すると、
復興号 6時間半 544元
莒光号 5時間半 651元
自強号 4時間半 845元
 値段としては、約1500〜2500円ぐらいでしょうか。
 今では新幹線が開通したので、もっと短い時間で移動できるようです。
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 台北や高雄といった大きな駅では、ホームが多いので電光掲示の案内板があります。ちなみに○番線ホームは○月台、準點という表示は「定刻どおり」という意味だとかいった豆知識は、利用してれば自然に分かるようになります(ガイドブックにも載ってたけど)。

 慣れてしまえば他愛のない事でも、初めの頃は些細な違いでも気になるものです。
 券売機なんかでも、日本との違いが新鮮でした。お金を入れて人数のボタンを押してから、乗りたい電車の種類(電車、莒光など)を選んで、最後に行き先の駅名ボタンを押します。
 手順に沿ってボタンが点滅するので戸惑う心配はありませんが、駅名ボタン多いよ・・・・・・。

 新北投に行くのに利用したMRTの場合は、先に路線図で(淡水線の新北投は35元か)と確認して、金額のボタンを押してからコインを投入する方式でした。
 MRTは台北の繁華街だけ地下鉄になっている鉄道網で、なんとなく西洋的です。分厚いテレカのような切符だし、回転バー式の自動改札だし、ホームの天井は大阪の地下鉄みたいに高いし、車内も座席がプラスチックだし。

 高雄以南の駅では、高雄も含めて自動改札なんてありません。現在工事中の高雄版MRTが開通すれば、また違ってくるでしょうけど。
 それに日本で当たり前のアナウンスや発車のベルもありませんし、広告も一切ないんです。ただし例外はホームのベンチで、必ずといっていいほど「MAXXIS(MTBタイヤの有名ブランド)」のロゴが入ってる理由は不明。
 こういった違いも、慣れてしまえば静かだし目障りなポスターもないのが気持ちよく思えます。
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 それと小さな駅では、自分が乗車する列車より先に到着する列車がある場合は、ホームに入らず待合にいるのが一般的なようです。ホームで待とうと思って早めに改札に行くと、大抵は(貴方の乗る便ではありません)というような事を言われてしまいます。
 おそらくは本数が少ないので、改札を通る=次の列車に乗ると見做されるのだと思います。
posted by tomsec at 01:48| Comment(2) | TrackBack(0) | '05台湾×2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

【'05台湾×2】05/「宿泊希望」

 ホテルに行って「ニーハオ〜」とか言って、すぐに紙切れ出して書く訳です。
『宿泊希望、1泊=○○元?』
 それから「室内確認?」と書いて、手で(ちょっと部屋見せて)というジェスチャー。
 後々、いちいち「温水?」とか「喫煙可能?」とか細かく確認するようになるのですが、それは先の話。

 12月、北投駅から新北投駅までシャトルバス運行になってました。そんな些細な違いでも、場当たり的な一人旅では落ち着かない気分になったりします。挙句には半年前のマーキング箇所が全滅で、他にアテもなく新北投を後にしました。
 まぁ何とかなるさ!・・・・・・そう思ってても、な〜んかモヤモヤしちゃう訳ですよ。夜中だし。

 しかし今回、Aqua billaというホテルのフロント嬢に会えたのは好かったなぁ。知美形の三拍子揃った、喩えるならば「前途有望な高田真由子」って感じ。英語は若干たどたどしいものの発音はきれいで筆談いらず、しかし「全室ネット環境装備」でも1泊で6千円はキツイ。という事で、ノートPC買ったら来まーす。
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 MRTの車内で(圓山で下りてみよう)と思いました。
 空港からのリムジンバスが、この駅を通過して繁華街に入ったのを思い出したんです。台北市街の周辺部から中心街へと歩けば、すぐ安宿も見つかりそうだし。同じルートのバスに乗れたら、もっと手っ取り早いのですが・・・・・・。というのも、日本人サラリーマンが途中下車した辺りで「980元」という宿のネオンを見ていたからです。

 ともかく圓山、しかし周囲は真っ暗ひっそり。どのバス停も行き先が分からないし、やっと子供を見つけたら筆談拒否。地図見せながら身振り手振りの結果、どうやら(終バスは行っちゃったらしい)と判明。やむなくMRTに再乗車です。
 ガイドブックの市街図と記憶を頼りに、(980元の宿は2駅先の雙連から近い)と見当をつけました。もう11時を過ぎて、すっかり汗まみれです。それでも思ったとおりの場所に出て、国宣大飯店で筆談開始。
 しかし何故かホテルマンの言い値が違うので、表の看板を指摘すると上役に交代。結局980元でOKになったのですが、後で気付いたらガイドブックにも1380元で載ってました・・・・・・。きっとネオンの料金は「賓館として利用する場合」だったのでしょう(宿泊には変わりないと思うのですが)。
 高雄で700元の宿よりボロいし狭すぎ、ですが値段と質とは関係ないのが台湾流。

 なんとか荷も下ろせたし、ご飯を食べに近所の店に。チャーハン、炒羊肉、味噌汁(アラ煮)、台湾ビール中ビン1本で合計338元。高雄辺りの屋台店なら、せいぜい120元あれば足りる皿数ですが、めちゃくちゃ美味くて腹いっぱいなのでOK♪
 裏手のネットカフェは、外からは見たらファミレスみたく明るくてドアに大きく禁煙マークが。こりゃヘルシー路線か、さすが都会だな! でも全然禁煙じゃないし、中学生みたいな店員までタトゥー入れてる。それに日本語入力できない事で質問したら、店員が客を引っ張ってきました(だけど分からずじまい)。

 翌朝は、ホテル地階で自助式早餐を利用。読んで字の如く、セルフサービスの朝ごはんですね。しかしこれも(社会主義国か?)っていう、笑っちゃうレベル。メニューも味もですが、その部屋の雰囲気も取って付けたような胡散臭さでしたから。

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 火車站まで歩く道すがら、碁盤の目状にビッシリ高層ビル、と思えば裏路地はゴールデン街。広い芝生の公園に小洒落た店もあり、色々な都市の表情が一本道の中に次々と顔を出して不思議な街でした。
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 しかし、この屋根は・・・・・・?
 何が落ちてきたんでしょうか、ちょっと気になります。
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posted by tomsec at 20:21| Comment(2) | TrackBack(0) | '05台湾×2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする