長距離バスを苦手な、もうひとつの理由がこの(飛ばし過ぎ)なんですよね。そりゃあ早く着くのに越した事はないけども、あんな猛スピードではなく安全運転でお願いしたいものです。
バスが過ぎ去った後の道路は静かで、路肩の崖下は入り江の砂浜です。残照に映える、いかにも南国な景色に嬉しくなってきました。
ともかく、まずは目抜き通りを引き返して宿を見つけねば。しかし軒並み宿か飯屋の看板だらけ、こんなに多いと逆に迷ってしまいます。
看板の中に「加州飯店/HOTEL CALIFORNIA」の文字を見つけ、ふと足を止めたら背後から声をかけられました。
客引きには違いないんですが、あの看板の隣の宿屋の主人でした。700元という部屋を見せてもらうと、今までで台湾で泊まった宿の中で一番上等!
基本チェック項目(シャワー、トイレ、テレビ、空調、冷蔵庫、それに灰皿)も完璧、それに広々として洒落た内装です。英語も通じるし、館内全体がココナツの香りに満ちているのも気持ちよい。
東港の件で神経質になってただけに、もうこれだけで(来てヨカッタ〜♪)って感じで。
![05tw19_1](https://tomsec.up.seesaa.net/ftp/./05tw19_1-thumbnail2.jpg)
食事の前にネットカフェでも、と思って主人に訊くとバイクに乗っけて案内してくれました。
目抜き通りを少し戻って海寄りの道に行くとコンビニ「Big Egg」があり、その裏手が網路咖啡(略して網咖、つまりネットカフェ)。
場所柄、やはりゲーセン型の無人コイン投入式で日本語不可。しかしお金入れても起動せず、困っているうちに10元が無駄になってしまいました。起動ボタンが、まさか足元にあったとは!
コンビニで酒と食料を買い込み(また1元袋を買う羽目に)、宿でTV観てると明日まで冷え込むとの予報。ここに留まるのが最良の策といえそうです。
![05tw19_2](https://tomsec.up.seesaa.net/ftp/./05tw19_2-thumbnail2.jpg)
翌朝9時に起きると、昨日にもまして風が強い。
宿の女主人が「粥が美味い」と教えてくれたイタメシ屋は閉まってるので、昨日バスを降りた入り江(小湾)まで行く。しかし何かロケ中のようで、浜茶屋も開いてない様子。
なので引き返して、網咖のある大湾まで行って海岸沿いの屋台店に。海鮮粥を頼んで、水餃子も追加して計110元(350円位かな)。
ちょっと高くない?
![05tw19_3](https://tomsec.up.seesaa.net/ftp/./05tw19_3-thumbnail2.jpg)
リゾート値段なのでしょう、どのメニューも相場の1.5〜2倍という印象です。たとえば林邊の茶店「來來」で20元のコーヒーが30元だし、50元の飯なら 75元といった按配で。
海鮮粥(というか雑炊)に水餃子、美味い朝ご飯です。でも紙パック入りのジュース、実際のスターフルーツを知らないんですが・・・・・・これは美味しくないですね。
オバチャンの若い方が、どことなく初恋の人に面影が似てて微妙な気分。
![05tw19_4](https://tomsec.up.seesaa.net/ftp/./05tw19_4-thumbnail2.jpg)
大湾のビーチは目の前に見えてるのに、そこまで抜ける道が見当たらず行ったり来たり。
諦めて小湾へ戻りますか・・・・・・とその時、強風が雲を払ってピーカンに!
よっしゃー♪
途中で宿に寄り、延泊料金を先払いして小湾へ。
日本からサーファー4人が来て、僕の部屋と正反対の通りに面した部屋に入ったそうだ。波乗りポイントとしては北部の方が人気あるのに、やっぱこの辺の雰囲気に惹かれて来たのかな。
![05tw19_5](https://tomsec.up.seesaa.net/ftp/./05tw19_5-thumbnail2.jpg)