本人いわく昭和5年生まれの70代だそうで、「昭和61年に日本にアルバイトに行った 」のだとか。
「私いなかっぺだから、雪みたことない。お正月の6日、東京に行ったよ」
そう言って腰をさすってましたが、おそらく雪道で滑ったのでしょう。出てくる地名が下町の、割と僕の地元に近かったので、妙に盛り上がってしまいました。
日本の長話もほどほどにして、外を歩き回ってきますか。
少し大回りして夜市の通りから中山公園へと、日が差して暖かな屏東を散策です。
商店の店先に焚き火と飾り物があって、きっと昨日の祝日絡みなのでしょう。以前にも見た事がありますが、合理主義の台湾で祭祀儀礼が大切に扱われている事にほのぼのとした気持ちになったりします(その辺は「台湾日記 7日目・1/高雄ふたたび」ご参照くだされ)。
中山公園に近い露店で紅餡餅(1ヶ30元)というのを買うと、大判焼きの袋を寄越しながら「ありがとう」って・・・・・・。
だーかーらー、なんで分かっちゃうのかなぁ〜!?
別に日本人だと思われたくないんじゃないのです、ただ一目で見抜かれるのって少しだけ居心地悪いような落ち着かない感じになっちゃうんですよね。それが何度も続くと、さすがに気になったりもします。
台輪大旅社のリンさん、潮州駅の「謎茶」オバチャン、屏東駅のホームで会った大家族の老婆etc..。
そしてこの後、高雄で出会うことになる許さんとフジタさんも、みんな日本語で話しかけてきたけれど。
自分では思い当たる節がなく、特に今なんてリュックも背負ってないしTシャツ1枚というわけでもないんです。でも考えたって答えが出てくるはずもないし、これからも言われるたびに背筋をモゾモゾさせるだけですが。
公園の前でジュースの露店が出てました。ケースの果物(小さい青みかん)を指差すと、氷と一緒にシェーカーで振ってくれるんです。オバチャンでしたが堂に入った手つき、小で20元。
公園内は子連れ以外みなオッサン、法輪功の垂れ幕でヨガってる人々もいました。のどかで人の行き来がある、そこそこ広々とした公園です。
ハト糞で汚れてないベンチを見つけ、先ほどの紅餡餅と青みかんジュースで軽い食事を。袋を開けたら、3ヶの筈が6ヶも入っていてビックリです。冷めてたからでしょうか、それとも日本好きだから?
すっかり満腹です、しばらく甘いものは要らない気分。
「台湾光速/奇跡」という網咖を見つけて入ってみると、ここもチェーン展開してる店っぽいのですが日本語が打てませんでした。
そういえば今朝、潮州でチェックアウト前に向かいのK−netに入ったんですね。そこはコイン投入席とカウンターで席を指定する仕組みが混在していて、前夜と違って日本語入力できなかったんです。
なので席替えを希望したら、店員は例によって客を引っ張ってきちゃう。話が通じない訳でもないのに変だなと思ったら、その客はなぜだか前夜に僕が座ってた席を覚えてたんですよ!?
親切でありがたいんですが、ちょっと妙な感じがしますよねー。
台北の網咖とか鍋料理の「3皇3家」もそうでしたが、店員が客で来てるにしては出来過ぎてますよねぇ。仮に馴染みの客だったにしても、毎回うまくいきすぎて・・・・・・ちょっとコワイっす。
追記:「台湾でWindows日本語入力選択」に関して
ところでIME、実はブラウザで日本語サイトに行けば出てくる仕様だったみたいです。ですがこういうのも網咖によって、あるいはPCによって違っているようなんですね。
というかウィンドウズ98とか2000だし、しかも表記は中国文ですから何がナニやらお手上げです。
でも日本語入力のアプリケーションがインストールされてる場合なら、およそ以下の方法で呼び出せる事が分かりました。参考までに。
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画面右下の「CH」と表示されてるであろう箇所を左クリック
「顕示語言列」というのを更にクリック
そんで出てきたバー表示の右端にある小さい▼(選項)またクリック
下から2番目の設定値をクリック
「文字服務和輸入語言」ウィンドウの設定タブ2段目「己安装的服務」新規ボタンをクリック
プルダウンされる一覧から「日文」を選んで確定ボタンをクリック
ウィンドウを確定クリックで閉じ、しばし待つ。
すると先ほど「中文」しか選べなかった場所に「日文」が・・・!