2009年03月22日

トラバ雑想記8 共存って難しい

ましてや「共存共栄」となると、人類史上での成功例は極めてレアなのではないでしょうか?
永遠の目標です。

まずは、いつもお世話になっている「らばQ」さんの記事から。
『日本の捕鯨活動妨害の「シー・シェパード」に対する海外のコメント』

妨害活動を好意的に伝えている番組でしか知らない、しかもドキュメンタリーを謳っている事で盲信してしまう・・・。
そうすると、ありがちな世論が醸成されてしまうのでしょうね。
まぁ他山の石としたいところです。
おもしろいのは、若者たちはそれほどクジラの肉を好きでもなく、ほとんど食べていないようなんだが、何で続けているんだろう。
個体数の推移や生態を調査するためには殺さざるを得なくて、決して営利目的でもなければ乱獲でもないそうですよ?
たしかに鯨は食べていないし、国としての目論見だってあるかもしれないけどねぇ。
ポール・ワトソンは元グリーンピースの出身で、グリーンピースが「イルカの安全」というラベルを安いツナ缶のために売ったことで去った人物だ。グリーンピースが海上の知的動物を守るために必要な汚い仕事をするより、利益追求に走ったからである。
シーシェパードも崇高な理念のためにスポンサードされてる訳ではないようですがね。
・2000年間文化の一つだったということが、現在のスタンダードで受け入れられるとは限らない。そんなことを言うと、奴隷制度は何年も文化ではあった。社会は新しい倫理を受けて入れていくべきなのさ。
おぉ、感情論の次は白人優位史観ですかな?
個人的には反対とも賛成とも言えませんが、ただ歴史的に乱獲し絶滅に追い込んだ側の言い分としては違和感を覚えます。

もちろん、違う見方もあります。
俺はもうこのエコテロリストたちにはうんざりだ。まっとうな活動家たちの名誉まで傷つけるだろう。

捕鯨はもちろんひどい行為だと思うが、よその船に勝手に乗り込んじゃいかん!

捕鯨は日本の2000年以上続く文化だと考えると、アメリカの捕鯨の考え方は興味深い。18世紀になって欧米で捕鯨が始まるまでは表には出てこず、むしろそのときにクジラの数が減少した。捕鯨の仕方を考えると日本がとても正しいとは言えないが、興味深いのはその他の国でどうしてこんなに捕鯨に対するアンチが増えたのかということである。さらにシー・シェパードのメンバーは事実や数字についてすこし情報操作をしていて、大いに誤解させている。偏ったコメントを投げる前に、IWCの数値や事実と日本のサイトをしっかり読み合わるべきだね。
おおむね、アンチの人ほど声が大きいのは世界共通なのかもしれません。

同じ「らばQ」さんの記事に『人類が絶滅させてしまった5種の動物』というのもありますが、それらの多くが欧米世界の繰り返した過ちだと言っても仕方ありません。
オオウミガラス(大海烏)は北極海〜北大西洋に生息し、本来この鳥こそがペンギンという名前で呼ばれていました。
これは知らなかったトリビアです、現在のペンギンが2代目だったとは・・・!

さて日本でも、ニホンオオカミやトキなどを筆頭に少なくない固有種が滅びています。
で、「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」さんからの記事。
『そんなに減ってる!?』
国内の雀の生息数が1,800万羽に留まる事が、立教大理学部の三上修・特別研究員の調査で判った。餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少等により、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したと見られる。雀の生息数を全国レベルで推計した調査は初めて。
・・・だそうです。
最近ではメダカがめっきり減ってると話題になりましたね、ホタルも増えたようでいて従来の固有種のいくつかは減少傾向とか。
そして見かけなくなってはいないけど、減った気はする雀の番ですか。
個体数は1990年以降80〜50%程度減り、1960年頃との比較では10分の1になった可能性も在ると結論付けた。

そういえば“小鳥がチュンチュン鳴いている朝”という光景は、小さい頃の記憶にしかありません。
ちなみに「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」さんの2004年の記事『崩れ行く生態系』には、こんな文章もありました(意訳)。
30年間の間に、地球上の生物の内40%が死に絶えた
現在、人類は地球の回復力を20%上回るペースで天然資源を消費している
(北米での大量消費が際立っている)


まぁ考えてしまうのは「前年度比より高い利益を立てないと収入が物価に追いつかなくなる仕組み」ですかね、とりあえず。
posted by tomsec at 18:47| トラバ雑想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

トラバ雑想記7 常識で考えると

よく「常識で考えろ」とは言いますが(というか言われますが・・・ですが)。
その常識を考えると、たまに(ちょっとヘンだな)って思ったりする場合もあります。
むしろ外部からの視点からそれに納得したり、しなかったりも。

で、「らばQ」さんの記事です。
『外国人が「日本に長く居すぎてしまった」と実感するのはこんなとき』
写真撮影のときにピースサインをしてるとき
(日本人だけが老若男女でやけに好むポーズ)
今また若いコが使ってるけど、本当に「顔を小さく見せるテクニック」なのかぁ?
自分の国に帰ってから、みんなと飲みに行って、全員のビールを注ぎ始めるとき
他人に注がれるのは迷惑ですが、しないと(気が利かない)って言われちゃうんだよね。
外人だけが集まるパーティで、誰かが乾杯を言うのを待ってしまうとき
あーよくある、自分だけ乾杯のグラスが半分しか残ってないとか。
母国の両親と電話中に父親に「どうしてぶつぶつと文句でこちらの話しをさえぎるのかね」と言われるとき
まぁ親しい間で盛り上がってるなら別だけど、結構いるし失礼だと判ってないからムッとするのも阿呆らしくなる。
趣味は「ドライブ」と言い始めるとき
そうそう、言われると微妙に違和感が。
濡れた傘には店の入り口で配布しているコンドームが必要だと思うとき
過剰包装は減ったけど、これは一向に減らない日本式エコの謎。
どんな小さな行為でも「がんばる」とか言い出すとき
そうそう、応援歌みたいな曲が流行るとかね。
1個だけの袋詰めされたジャガイモを買い始めたとき
コンビニの棚とか平積みの本を下から取るのに通じるような、いかにも日本の発想。
旅行のスーツケースの半分をお土産のスペースに使い始めるとき
分かっちゃいるけど職場への土産とか無用な慣習に思える・・・。
って、あー挙げてくとキリがないな!

ともかく、次の2つのコメントを踏まえて、下に紹介する別の記事へと続きます。
自動販売機で、何のためらいもなく紙幣を入れるとき
(海外の自動販売機はお釣りがきっちり出てくる可能性は10分の1以下で、壊れている可能性は何十倍もあることから勇気がいる)

田んぼに囲まれた全く何もないとてつもないへんぴな場所で、飲み物の自販機を見つけても驚かず、電源がどこからきているのかも不思議に思わず、そのぽつんとした自販機がコーラを買ったあとにお礼を言ってくれることにも何も思わなくなったとき
(海外で人気のない場所の自販機は盗難にあって当然)

『不思議の国…日本の自動販売機の写真を見て、外国人たちが一言』
・アメリカで温かい飲み物の自販機がないのは最低。寒い冬の東京で温かい缶コーヒー持って仕事に行くのは変えがたいものがある。日本のコーヒーがひどいのは認めるさ、特に自販機のは。だが朝温まるには最高だ。しかも缶のコーンポタージュもある。だがこっちでは冷たいソフトドリンクだけ。外が7度のときには冷たい選択だ。アメリカよ何とか追いついてくれよ!俺らもクレイジーな自販機が欲しい!

・自販機からビールを買ってみたい。

・東京の自販機が恋しい。そこら中にあって、アメリカよりもっといろんなのがあったよ。熱いドリンク?あるよ。冷たいミルクティ?もちろん。

・この記事には自販機レストランのことはないな。小さなレストランではチケットを買ってそれをシェフに渡すところもあるぞ。言葉をしゃべらなくていいんだ。

・ここはアメリカだけど、まず自販機の半分は動くかどうか疑問だ。
そう、海外で感じる些細なストレス・・・自販機の不自由さ!
滅多に見ないし種類が少ない、しかも使えるコインが決まってたり(25セントとか)。
ヒドイ時は、お釣りが出なかったり商品も出なかったり!
しかし慣れてしまうと逆に、日本が便利すぎるような気もしてきたり。

話題を転じて、お次はトイレの話。
『日本のとてつもないトイレを見て…、海外サイトで大反響』
今もあるのかは不明ですが、長野県のスキー場に設置されたトイレに対する海外のコメントから抜粋したもの。
周囲の壁がスキージャンプのスタート地点で、腰を下ろすと滑降直前の大パノラマ!爆
・かわいい、トイレがピンクだ。

・日本のトイレ大好き、温かい便座が特に。

・日本人のトイレに対する執念は何なんだ?

・そのトイレに座る前にびびって、パンツを汚しちまう。

・日本のトイレはそんな君をきれいにしてくれるよ。

・日本でトイレしたとき間違ったボタンをおしてパンツをぬらした。

・トイレのほうがお前に小便するのか。

・こんな楽しそうなやつをアメリカでしてくれないのは残念だ。こっちの壁で見るのはおっぱいとファックユーの落書きだ。

・俺の町ではトイレの便座は全部盗まれている。
便座も付いてて充分に紙もある、それに慣れてしまうとキツイ海外って結構あるのではないかと。

純国産日本人でありながら、近年の異常に潔癖な日本にはついていけませんが・・・。
すっかり、この便利さに中毒してるのも事実です。
posted by tomsec at 22:08| トラバ雑想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

トラバ雑想記6 遠くて近いアノヨのこと

えーと、最近オカ板をROMってまして。
(なんかパッと見、字面が紛らわしいな・・・!)

ご存知の方も多いでしょうが、今は「まとめサイト」と呼ばれる、面白い内容の掲示板を読みやすく整理してくれてるサイトが数多くありまして。
その中から見つけた、まるで霊界通信みたいな2つの話を今回は取り上げてみました。

夏でもないのに。

まずは「After|JKさやの2chまとめブログ」さんの記事。
『幽霊だけど何か質問ある? 後編』
前編はコメントやらトラバが多くて表示が遅いので、後編にリンク貼ってみました。笑

主人公は22歳、岡山駅前の噴水に常駐してたが「とりあえず浮いてばかりも暇なんでスレ立てした」と事情を説明。
成仏しない限り、駅前周辺に主に居ると思う
一番遊んでた場所なんで、居心地がいいのかも知れん
スーツ着用(葬儀の衣装)、車の事故でなくなった方。

で、彼はイメージする事で2ちゃんにスレッド立てて書き込みをしている(という事だった)。
何処を目指して念じるというのではなく、「書き込む事」を考えてる

いわゆるフシアナサンによって、要するに電話会社と契約しないで回線を使用している状況と判明。
最終的に成仏したのかは不明、徐々にイメージを集中させる力が低下している自覚はあったようですが・・・。


もう1件は、「オカルト板もぐり」さんの記事。
『俺今、霊体なんだけど、どうしたらいい?』
こちらは長編で、前後で主役が交代します。

スレ立てた本人は海外でバイク事故に遭って、歩いたり車や飛行機に便乗して帰国したらしい。
少なくとも書き込んでいる時点では発見されていないようで、メット姿のままで視界が狭い・・・との談。
ただし彼の場合はイメージではなく、実際に起動している(+長時間ユーザーが操作していない)パソコンを見つけて使用してたそうで。
キー1つ1つを押すイメージすればキーが
打てるからこうやって打ってる。マウスはなぜか使えない。
キーボードによって操作できなかたりもするそうです。
他の(見えない存在)も見えるけど、誰もが自分自身の興味以外には無関心。
ちなみに彼は前触れもなくスレッドから消えてしまう、そして・・・。

そして別スレで「あれは本物」と指摘された書き込みが1つ。
たまたま今とり憑いている人間がここを見てたのでちょっと書き込もうと思う。
俺はもう何年だ?たしか大阪万博の少し後ぐらいに死んだから・・・・
あ〜なんか思い出せないな・・・死ぬ以前の記憶は割かし鮮明に憶えているけど
死んだあとの事で憶えているのはせいぜい過去一ヶ月くらいだ。
なんで死んだのかは憶えてない。死ぬ直前に家に誰かが訪れてきたのは憶えているんだけど・・・。
パソコンの操作はいろんな奴にとり憑いているうちに憶えたというか、パソコンを
操作できる奴にとり憑かないと駄目みたいだ。
まったく出来ない奴にとり憑いても全然操れない・・・。

でもな、いい加減この生活も飽きてきたな。そろそろ成仏したいんだが
俺が死んだ原因がわからないと出来ないらしい。
今とり憑いているやつの部屋にあと2、3人いるんだが、そいつらも
同じ理由で成仏できないらしい。

ここに書き込めるのはとり憑いている奴の意識が朦朧としているときだな。
徹夜でパソコンいじった後なんかが操りやすいよ。
そして別件らしき書き込み。
なんか、他の人達宙を浮いたり壁を通り抜けたりできるみたいだけど・・・。

浮くことも通り抜けることもできません・・・。
力としては空の空き缶をコトンって倒せたり、植物の葉っぱを千切ることがなんとかできるぐらい。
才能ないのかな・・・。


そして交替するように
僕も霊です
1に礼が言いたい

念を送れば、キーが打てる
何もできず、何も聞こえない。絶望してた
ただ、打つとだるくなるからあまり書けない
慣れてないからか、力弱いかも
変な文ごめん

みんなと話したい
と書き込んできたのは、札幌の自室で泥酔し凍死したという方。
スレを見てる人の隣でのぞいていて、スレ主の方法でコンタクト出来る事を知ったのだそう。
電源ONできますよ
最初、寝落ちのPCを狙ってたのですが
自分で起動できるのに気づきました
この方は、いわゆる(見えない存在)ともコミュニケーションが取れてるみたい。
書き込みのアドバイスに従って海に行ってみると、途中でパジャマ姿の女性と情報交換するようになるが・・・以降は不明。


以上の2件に登場する方々を書き込み方法で類別してみますと・・・。
新月イメージだけ=岡山スーツの人
新月間借り型=メット姿で帰国した人、1乙の人は電源ONも習得
新月憑依して学習→書き込み型=大阪万博の人
新月謎=才能ない人

大体の共通点は、まぁこんな感じかな?
新月声が出ない&音が聞こえない
(雨風や温度も感じない)
新月瞬間移動などの超人的な能力はない
(壁のすり抜けは個人差がある)
新月我欲の類や疲労を感じなくなっている
(でも怖さや好奇心は全然ある)
新月やっぱり水辺が落ち着くらしい
(噴水だったり風呂だったり海だったり)

もちろん「ンなコトあるかい!」と言ってしまえば、それまでなのです。
それぞれ常識的な受け答えで、文章にはそれぞれの人柄も感じられる。
まぁ何が起こるでもないけれど、なにかしら想像力をかきたてる要素を感じて、個人的には面白いなと思ったのです。

あの世・・・いや霊界未満なのかもしれない、地上と重なった世界にいて、執着や我欲からは自由になったものの戸惑っている様子。
生前の人格を保ったまま、ビビッたり退屈したりしている宙ぶらりんの時間。
なんかね、そういう(あの世観)って新鮮で。
なんといっても、怖くないからねぇ!笑
posted by tomsec at 00:36| トラバ雑想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする