・・・・・・といっても、この「屋台店」というのは僕の造語なんですね。
(屋台のようだけど店だし、これは何て言えば?)という感じの、台湾では割と普通にある飲食店。
まぁ曖昧ながら定義するならば。
1・店先に、簡易調理場が出ている
2・表に椅子とテーブルを並べている
3・外と屋内がぶち抜きで、境がない
4・メニューが、ほとんど「○○飯」か「○○麺」
5・値段が、だいたい50元前後
6・冷房なし、あって扇風機かシーリング・ファン
・・・・・・う〜ん、やっぱ感覚的なんですよねー。
僕がこういった屋台店を利用するのは、もちろん食事が安く済むからです。そして屋台店の定番といえば、肉燥飯でしょう。
基本は肉のそぼろゴハン(でも店によっては脂身の煮込み状だったりする)、20元と格安だけどチト物足りない。それで青菜炒めと併せて50元、これが僕の基準です。
まぁ実際は、つい食べ過ぎちゃいますが。
そういえば新北投では粥屋台がありましたが、屋台店のメニューに粥って文字は見かけないんですよね。
それでも頼んでみると、必ず
「有(ヨー)」
と言って作ってくれます(ただし、出てくるのは決まって海鮮雑炊ですが)。
新北投で食べた白粥が35元、最初の台湾旅行で食べた高雄小港空港の粥は80元と値段はまちまち。
ちなみに今回、各地で頼んだ粥の値段を比べてみますと・・・・・・。〈参考地図〉
潮州では50元。
高雄の六合一路では70元(具沢山でボリュームたっぷり)。
小琉球では、水餃と併せて90元。
墾丁では、水餃+紙パックのジュース(スターフルーツ)で計110元。ちなみにジュースの味は今イチ。
どの店でもテーブルに乗ってる調味ソースは同じで、これは日本のラーメン屋とか蕎麦屋みたいですね。
ただし種類はどれも日本にない味で、薄味だと感じた時は使ってみると台湾風味が増して楽しめます。
ちなみに、墾丁はどのメニューも相場の1.5〜2倍という印象でした。
リゾート地だからかもしれませんが、たとえば高雄で50元の飯なら75元という感じ。林邊の茶店「來來」で20元だったコーヒーも、ここでは30元。
しかしこうして値段で比べると、小琉球も高めだった気もしてきます。
まぁ屋台店の話は、これから先の日々でも改めて書くことになるでしょう。
夜市も屋台店が多いのですが、高雄の六合夜市のように規模が大きいと露店の店が並んだりします。ただし僕の印象では、六合夜市は観光客向けの縁日値段で味もよくない気がします。
たとえば「台南名物・担担湯麺」と掲げた露店では、飯盛り茶碗一杯と茹でソーセージで75元も取られました。しかも台湾では、どこで担担麺を頼んでも担担してないからガッカリです。
それから屋台店では、1000元札で払うと本物かどうかチェックされる事が多かったですね。それだけ贋札が出回っているのか、もう当たり前のようです。
そういえば、飲食店にはメタリックな招き猫が置いてあります。しかもなぜか必ず銀色、敢えて金色にしないのがまた興味深いですね。
町なかには犬しかいないのに・・・・・・。
というか、町の大きさに比例して野良犬が多いんですよ(でも台北では見かけなかった)。 割と首輪つけてるし人慣れしてるけど、飼い犬にしては汚れ放題。
そういう犬の自由さを、僕は勝手に「台湾犬」と呼んでたりもします。
2007年05月12日
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色の感じから胡麻風味か味噌風味のようにも思うけれど、
ベースのお味も何なんでしょうか?
ちょっと食べてみたい気もするけれど。
最後の写真は「コラテラル」のようですね。
青菜とシーフード、だったと思います。
味は、胡麻でも味噌でもなかったですねぇ。
長崎ちゃんぽんみたいな感じ、かな?
どうしても屋台店での食事ですと、肉と油のメニューになりがちなのです。
排骨(パーコー)とか。←骨付き肉の唐揚げみたいな、どこでも見かける料理
なので比較的さっぱりしてる海鮮粥は、よく頼みます。
普通の白粥があれば、なお嬉しいのですが・・・。
>最後の写真は「コラテラル」のようですね。
↑
いわれてみれば、なるほど〜!
写真は新北投なのですが、
台北を舞台にした台湾映画の夜のシーンも、割とこんなイメージあります。
エドワード・ヤン監督の「カップルズ」とか。
台湾は鎖につながれた犬って見ませんね、ただエサだけもらってる感じ。
人との関わりを避けてるようにも見えて、うまく人間社会と折り合いついてるような印象です(見掛けは汚れてるけど)。