2007年08月17日

【'05台湾×2】21/真冬の太陽

 なぜか早朝5時に目が覚めましたが、さすがに夜明け前です。
 もう一寝入りで今度は8時、先にフロントで新しいタオルと替えてもらって、ついでに部屋に備え付けの(館内用っぽい)ビーサンを外に履 いて出てもいいと許可をもらいました。
 見た目はちとダサイけど、スニーカーで砂の上を歩くよりましです。

 またスタバに行くと、9時半の開店まで10分待ち。しかも調理パンを2つ買うと、飲み物も1つじゃダメらしいんですね。
 分かったよ2杯頼めばいいんでしょ?
 しかし面倒くせえルールですな、単に店員にカモられてるのか知りませんが・・・・・・。
 どっちにしろ、前からスタバのチャラチャラした感じは気に入らなかったから気にしないっと!
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 岩場の陰に陣取って、早速ひと泳ぎしますか。
 と、先に来てた中年夫妻が岸から呼んでます。旦那さんがクラゲに刺されまくったのを、僕に警告してくれたのでした。
 そこで僕も、昨日の白人カップルが来たので伝達。彼らはビーチパラソルにデッキチェアと、用意がいいなと思ったらそこは貸し浮き輪屋で。
 看板も出さず、誰かが使うのを待ってたように現れた店員に注意されてました。

 ところで僕は、昨日の日焼けが一夜明けて真っ赤です。しかも水着になる前の、中途半端な焼け痕で・・・・・・。
 岩陰にいても体が熱く、クラゲの餌食になるのを覚悟で海に入って冷却。さすがにヤバくなってきたので、惜しい気もするけど早めに帰って冷水シャワーと肌の手当て。
 塩分は肌を引き締めて脱水させるので、水をゴクゴク飲んだりして。
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 フロントにいた看板息子に「果物を買える店はないですか」と訊くと、「もうすぐ売りに来る」んだそうです。買い置きしといてくれるそうなので、頼んで宿を出たら軽トラが。
 オレンジ5個で50元と白と黒のマントウ各1ヶ7元、さすがに地元向けだと安いもんです。

 また大湾に行って、やっと海岸へ抜ける道を発見! けれど地元のオジサンに止められてしまいました。
 理由は教えてもらえなかったんですが、もしや原発絡み・・・・・・?
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 昨日の屋台店で肉絲炒飯(つまり普通に旨いチャーハン)40元と、惣菜の炒め野菜20元を2品。
 向かいの網咖(ネットカフェ)でも懲りずにIMEのインストールを試みたものの、やはり再起動時にリセ ットさせる事が判明しただけでした。やれやれ。

 そして部屋で全身アロエを塗りたくり、だけどもう見るからに「焼け石に水」ってやつです。
 昔にもひどい焼け方をしてるので、それに懲りて日陰にいたのに〜。火照ってるのに寒気で震えがくるし、更に痛みをごまかそうと飲んだ安物のワインで目まいと気持ち悪さも重なって、本当に(死ぬかも)と思いました。
 夜中の10時にフロントの電話が鳴り続けるわ、やたら階段を上がり降りする足音が騒々しくて早寝もできず。
 そもそも服さえ激痛で着られないんだから、横になる事も無理なんですけどねぇ。
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 いつの間にか眠ってたようで、目が覚めると5時。
 うっすらと夜が明けようとしているのを見て、今日も快晴だと思うと妙に嬉しくなりました。
(もう1泊しよっかな)と迷いながら、うつらうつらして9時に。
 全身の痛みも引きはじめたし、どうにか横たわっていられます。夜中じゅう裸同然だったので、体が冷えたせいかダルくなってきましたが・・・・・・。
 さぁ、もう1泊分を払って海だ♪
 どうせ他の町に行ったって何かしたいって訳でもないし。それに思い残さず生きるとしたら、やっぱり今なら海だったんです。



第3原子力発電所の背景とスペック

ちなみに「台湾 原発」でググってヒットした記事から一部抜粋。
 台湾には、今まで3つの原発がありました。核一は金山、核二は国聖、核三は馬鞍山にあります。そして、塩寮につくろうというのが、核四(第四原発)です。台湾の原発の運転者(所有者)は台湾電力で、台湾は電力会社が国有です。台湾の原発はすべてアメリカの独占です。
引用元:「台湾への原発輸出」(←リンク切れ)


第3原子力発電所(恒春郷南湾)のスペックは以下のようになっているそうです。
タイプ/加圧水型
出力/951万KW・2基
炉の数/現在(最終計画) 2(4)
炉の購入先/ウエスティングハウス
発電機の購入先/ジェネラル・エレクトリック
建設開始時期/1978
商業運転の開始時期/1984(1号炉) 1985(2号炉)
建設予算/358億元
実際の建設費/974億元
引用元:「Nuclear Plants in Taiwan」


やっぱり、大湾の先にはあったんですねー。

地元でも「恒春反核団体」が抗議集会を開いたりしてるようですが、日本と同様で色々な意見があったりもするでしょうし。
その善し悪しに意見を申し述べる気はないのですが、まったく知らずにいるよりは・・・という感じで。
政治的な事情などもありますよね。

墾丁は、とても風光明媚な国定公園です。
あの気持ち好い町が廃れてしまわないように・・・!


原発に関する追記【2009/06/22】1

原発に関する追記【2009/06/22】3
posted by tomsec at 22:21| Comment(3) | TrackBack(0) | '05台湾×2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
台湾南部の海は、水きれいですか?熱帯魚とか見えるんでしょうか。北の方の海はあんまり入りたい感じじゃなかったです。
Posted by kaolin at 2007年08月17日 23:38
きれいな海だけど、原発絡み?なの?
飲み物ひとつじゃあだめな調理パンふたつ。
いったいぜんたいどういうことなのだろう?

というような詳細のわからない(わからずじまいも多々あり)
様々なことが起こるのも旅の醍醐味ですよねぇ。
えーある意味。
Posted by M at 2007年08月18日 13:09
>kaolinさん
きれいでしたよ〜♪
小琉球もキレイですが、墾丁は更に澄んでるかも!

ゴーグルなかったので水中の透明度は判りませんが、熱帯魚も結構いるのではないかと思います。
サーフポイントとしては、北部の方がアクセス好いし知られているようですね。


>Mさん
原発が近くにあるのは、やはり地図の見間違いではなかったですね。
だけど大湾が何故いけなかったのかは、ちょっと不明です。
地元の人々からは、なんか意味深な沈黙を感じたのですが・・・。

調理パンの件も「台湾の店員さんの自己主張の強さ」(←前回コメントより)を考えると、スタバのルールではない可能性が高そうね。 f(^_^;)""

いろんな事が分からないまま旅が終わり、あるとき思いがけず何か思い当たったりします。
とても些細な事なのに、それで旅の様相が変わってしまったりもする。
読み返すたびに発見がある、よい物語のような醍醐味ですかなぁ〜。
Posted by tom at 2007年08月18日 19:46

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