潮州です。
面白いもので、町の規模で似たような雰囲気になるものなんですね。
たとえば枋寮で林邊を思い出したように、ここは東港に似た印象を覚えました。内陸なので港町ではないけれど、交通量が多くビルが建ち並んでいます。
駅と並行して幹線道路が走っていて、それに沿って発展した町並み。陸路の要衝といった地の利でいえば萬丹にも似てますが、活気の質と空気は丸く穏やかな感じがします(その辺は「台湾日記 5日目・3/東港から萬丹へ」ご参照くだされ)。
しばらく歩くと網咖のK−netがあって、この近くに宿を見つけようと思ったら路地の向かいに南峰大飯店の看板が。
土間のように広く薄暗い入り口(何故か旅社の類いって、1階にフロア・ライトがないんですよね)の奥にカウンターがあり、2人のオバチャン相手に筆談です。
最初は露骨に面倒くさそうな、胡散臭そうな顔されましたが笑顔で交渉成立。700元で在TV熱湯、もちろん“室内喫煙可能”です(笑)。
3階の部屋からは向かいのK−netが丸見え、やけに広くて微妙に南国的。
しかし不思議だったのは布団です。
枕元に、何故だかサザエみたく巻いてあるんですよ。
ちょっと笑えました。
まずシャワー、というか墾丁で日焼けした肌が真っ赤なので行水です。
夕食を食べに周辺を歩いて、結局は目の前の屋台店で肉燥飯と担担麺。まったく台湾では、どこで食べても担担してませんなー。
でもここの親父さん、やたら愛想よくて手際も鮮やかです。
そして隣のK−net、やっぱり日本語IME入ってて安心しました。墾丁の網咖では散々だっただけに(てゆうか偉いよっ!)って感じ。
それにしても網咖のコーヒーって、ブラック頼んで「有(ヨー)」って請合うくせに絶対ミルク砂糖入りで生ぬるい・・・・・・。
謎茶。
枋寮で物売りのオバチャンから押し売りされた、ペットボトルに入った何か。
「紅茶、甘くない!」とか、日本語は達者だったんですがね。
うーん、変な味だよ!
「甘くしたら、誰も飲まないよ!」って言ってたけど、かなーり甘いし。
しかも、これ紅茶じゃないでしょ。薄めた焙じ茶に、メイプルシロップでも入れたようだとしか形容できないけど・・・・・・?
それほど美味しくいただけない、子供向けの変わった飲み薬かもしれません。これを土産にしたら、誰からも本気で嫌がられそうです。
何といっても(このペットボトル、使い込んでるよね)っていうのが印象的。
ここのTVもエロなし、でもチャンネル数は120くらい。そうそう、どこかで必ずジャッキー・チェンの映画を放送してるんだよなぁ〜。
今日は旧暦の祝日だったらしく、夜のニュースで各地の様子を見たけど騒々しい祝いっぷりです。まだ小琉球の鳴り物舟は静かな方だったんですね(その辺は「'05台湾×2 15/どんより奇岩トーチカ」ご参照くだされ)。
潮州では爆竹も聞こえなかったし、飾り付けも目に付かなかったなぁ。
明日の予報は20〜28℃で降水確率10%、ただ明後日はどこも荒天だって〜!?
翌朝は曇り空に晴れ間が差し、空を舞っているのは鳥のようだけど・・・・・・。パラグライダー?
気流のせいか、ほとんど動かない落下傘という感じにしか見えません。
赤や黄色の小さな斑点が山の頂に散らばってる、そんなシュールな光景で一日が始まりました。
チェックアウトは12時まで大丈夫、なので軽く周辺の探索に。
地図の上では小さな町でも、家々は通りをどこまでも連なっていますね。かなり歩き回った気がしますが、朝から開けてる店が見当たらなくて参りました。
9時前とはいえ、コンビニぐらいしか開いてないとは意外。高雄の屋台店では、とっくに通勤客で賑わっている時間帯なんですけどねぇ。
2007年09月29日
この記事へのトラックバック
「何か」としか言いようのない「何か」。
ぼくもとある国の屋台で、
びんの中に入った
それぞれ微妙に量の違う「何か」見ました。
王冠は少しゆがんでました。
味はけっこう好きだったような。
でも何味かはわからない「何か」。
ホテルの部屋に置いてるミネラル水のペットボトルに水道水が詰められていて、気付かずに飲んで腹を下してしまう事があるそうです。
地元の人だって生水は飲まないらしいのに、まさか外資系の立派なホテルでねぇ。 f(^_^;)"
大抵はキャップが緩んでいて(あれ?)とは思うらしいのですが、まさか中身が別物とは思わずに飲んでしまうそうで。
少しゆがんだ王冠、というので思い出しました。
幸いな事に、メキシコでも台湾でも僕は経験してないですけど・・・。
なるほ♪〜
予備の布団も、そうやってしまうんですか!
というか、予備の布団を出したのかな?
それとも「おろしたての布団ですよー」というニュアンスで、サザエ巻きにするのかなぁ・・・。 f(^_^;)"
こういう、唐突な(細部に見える謎ルール)みたいなものが旅情をそそります。
なにかしらの謂れがあり、そこでは説明以前の常識なのだけど、外部からの訪問者にとっては意味不明なもの。
日本の生活にも、ガイジンサンには上手く説明できない習慣ってあるんだろうなぁ〜。