(なんかパッと見、字面が紛らわしいな・・・!)
ご存知の方も多いでしょうが、今は「まとめサイト」と呼ばれる、面白い内容の掲示板を読みやすく整理してくれてるサイトが数多くありまして。
その中から見つけた、まるで霊界通信みたいな2つの話を今回は取り上げてみました。
夏でもないのに。
まずは「After|JKさやの2chまとめブログ」さんの記事。
『幽霊だけど何か質問ある? 後編』
前編はコメントやらトラバが多くて表示が遅いので、後編にリンク貼ってみました。笑
主人公は22歳、岡山駅前の噴水に常駐してたが「とりあえず浮いてばかりも暇なんでスレ立てした」と事情を説明。
成仏しない限り、駅前周辺に主に居ると思うスーツ着用(葬儀の衣装)、車の事故でなくなった方。
一番遊んでた場所なんで、居心地がいいのかも知れん
で、彼はイメージする事で2ちゃんにスレッド立てて書き込みをしている(という事だった)。
何処を目指して念じるというのではなく、「書き込む事」を考えてる
いわゆるフシアナサンによって、要するに電話会社と契約しないで回線を使用している状況と判明。
最終的に成仏したのかは不明、徐々にイメージを集中させる力が低下している自覚はあったようですが・・・。
もう1件は、「オカルト板もぐり」さんの記事。
『俺今、霊体なんだけど、どうしたらいい?』
こちらは長編で、前後で主役が交代します。
スレ立てた本人は海外でバイク事故に遭って、歩いたり車や飛行機に便乗して帰国したらしい。
少なくとも書き込んでいる時点では発見されていないようで、メット姿のままで視界が狭い・・・との談。
ただし彼の場合はイメージではなく、実際に起動している(+長時間ユーザーが操作していない)パソコンを見つけて使用してたそうで。
キー1つ1つを押すイメージすればキーがキーボードによって操作できなかたりもするそうです。
打てるからこうやって打ってる。マウスはなぜか使えない。
他の(見えない存在)も見えるけど、誰もが自分自身の興味以外には無関心。
ちなみに彼は前触れもなくスレッドから消えてしまう、そして・・・。
そして別スレで「あれは本物」と指摘された書き込みが1つ。
たまたま今とり憑いている人間がここを見てたのでちょっと書き込もうと思う。そして別件らしき書き込み。
俺はもう何年だ?たしか大阪万博の少し後ぐらいに死んだから・・・・
あ〜なんか思い出せないな・・・死ぬ以前の記憶は割かし鮮明に憶えているけど
死んだあとの事で憶えているのはせいぜい過去一ヶ月くらいだ。
なんで死んだのかは憶えてない。死ぬ直前に家に誰かが訪れてきたのは憶えているんだけど・・・。
パソコンの操作はいろんな奴にとり憑いているうちに憶えたというか、パソコンを
操作できる奴にとり憑かないと駄目みたいだ。
まったく出来ない奴にとり憑いても全然操れない・・・。
でもな、いい加減この生活も飽きてきたな。そろそろ成仏したいんだが
俺が死んだ原因がわからないと出来ないらしい。
今とり憑いているやつの部屋にあと2、3人いるんだが、そいつらも
同じ理由で成仏できないらしい。
ここに書き込めるのはとり憑いている奴の意識が朦朧としているときだな。
徹夜でパソコンいじった後なんかが操りやすいよ。
なんか、他の人達宙を浮いたり壁を通り抜けたりできるみたいだけど・・・。
浮くことも通り抜けることもできません・・・。
力としては空の空き缶をコトンって倒せたり、植物の葉っぱを千切ることがなんとかできるぐらい。
才能ないのかな・・・。
そして交替するように
僕も霊ですと書き込んできたのは、札幌の自室で泥酔し凍死したという方。
1に礼が言いたい
念を送れば、キーが打てる
何もできず、何も聞こえない。絶望してた
ただ、打つとだるくなるからあまり書けない
慣れてないからか、力弱いかも
変な文ごめん
みんなと話したい
スレを見てる人の隣でのぞいていて、スレ主の方法でコンタクト出来る事を知ったのだそう。
電源ONできますよこの方は、いわゆる(見えない存在)ともコミュニケーションが取れてるみたい。
最初、寝落ちのPCを狙ってたのですが
自分で起動できるのに気づきました
書き込みのアドバイスに従って海に行ってみると、途中でパジャマ姿の女性と情報交換するようになるが・・・以降は不明。
以上の2件に登場する方々を書き込み方法で類別してみますと・・・。
イメージだけ=岡山スーツの人
間借り型=メット姿で帰国した人、1乙の人は電源ONも習得
憑依して学習→書き込み型=大阪万博の人
謎=才能ない人
大体の共通点は、まぁこんな感じかな?
声が出ない&音が聞こえない
(雨風や温度も感じない)
瞬間移動などの超人的な能力はない
(壁のすり抜けは個人差がある)
我欲の類や疲労を感じなくなっている
(でも怖さや好奇心は全然ある)
やっぱり水辺が落ち着くらしい
(噴水だったり風呂だったり海だったり)
もちろん「ンなコトあるかい!」と言ってしまえば、それまでなのです。
それぞれ常識的な受け答えで、文章にはそれぞれの人柄も感じられる。
まぁ何が起こるでもないけれど、なにかしら想像力をかきたてる要素を感じて、個人的には面白いなと思ったのです。
あの世・・・いや霊界未満なのかもしれない、地上と重なった世界にいて、執着や我欲からは自由になったものの戸惑っている様子。
生前の人格を保ったまま、ビビッたり退屈したりしている宙ぶらりんの時間。
なんかね、そういう(あの世観)って新鮮で。
なんといっても、怖くないからねぇ!笑