永遠の目標です。
まずは、いつもお世話になっている「らばQ」さんの記事から。
『日本の捕鯨活動妨害の「シー・シェパード」に対する海外のコメント』
妨害活動を好意的に伝えている番組でしか知らない、しかもドキュメンタリーを謳っている事で盲信してしまう・・・。
そうすると、ありがちな世論が醸成されてしまうのでしょうね。
まぁ他山の石としたいところです。
おもしろいのは、若者たちはそれほどクジラの肉を好きでもなく、ほとんど食べていないようなんだが、何で続けているんだろう。個体数の推移や生態を調査するためには殺さざるを得なくて、決して営利目的でもなければ乱獲でもないそうですよ?
たしかに鯨は食べていないし、国としての目論見だってあるかもしれないけどねぇ。
ポール・ワトソンは元グリーンピースの出身で、グリーンピースが「イルカの安全」というラベルを安いツナ缶のために売ったことで去った人物だ。グリーンピースが海上の知的動物を守るために必要な汚い仕事をするより、利益追求に走ったからである。シーシェパードも崇高な理念のためにスポンサードされてる訳ではないようですがね。
・2000年間文化の一つだったということが、現在のスタンダードで受け入れられるとは限らない。そんなことを言うと、奴隷制度は何年も文化ではあった。社会は新しい倫理を受けて入れていくべきなのさ。おぉ、感情論の次は白人優位史観ですかな?
個人的には反対とも賛成とも言えませんが、ただ歴史的に乱獲し絶滅に追い込んだ側の言い分としては違和感を覚えます。
もちろん、違う見方もあります。
俺はもうこのエコテロリストたちにはうんざりだ。まっとうな活動家たちの名誉まで傷つけるだろう。おおむね、アンチの人ほど声が大きいのは世界共通なのかもしれません。
捕鯨はもちろんひどい行為だと思うが、よその船に勝手に乗り込んじゃいかん!
捕鯨は日本の2000年以上続く文化だと考えると、アメリカの捕鯨の考え方は興味深い。18世紀になって欧米で捕鯨が始まるまでは表には出てこず、むしろそのときにクジラの数が減少した。捕鯨の仕方を考えると日本がとても正しいとは言えないが、興味深いのはその他の国でどうしてこんなに捕鯨に対するアンチが増えたのかということである。さらにシー・シェパードのメンバーは事実や数字についてすこし情報操作をしていて、大いに誤解させている。偏ったコメントを投げる前に、IWCの数値や事実と日本のサイトをしっかり読み合わるべきだね。
同じ「らばQ」さんの記事に『人類が絶滅させてしまった5種の動物』というのもありますが、それらの多くが欧米世界の繰り返した過ちだと言っても仕方ありません。
オオウミガラス(大海烏)は北極海〜北大西洋に生息し、本来この鳥こそがペンギンという名前で呼ばれていました。これは知らなかったトリビアです、現在のペンギンが2代目だったとは・・・!
さて日本でも、ニホンオオカミやトキなどを筆頭に少なくない固有種が滅びています。
で、「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」さんからの記事。
『そんなに減ってる!?』
国内の雀の生息数が1,800万羽に留まる事が、立教大理学部の三上修・特別研究員の調査で判った。餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少等により、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したと見られる。雀の生息数を全国レベルで推計した調査は初めて。・・・だそうです。
最近ではメダカがめっきり減ってると話題になりましたね、ホタルも増えたようでいて従来の固有種のいくつかは減少傾向とか。
そして見かけなくなってはいないけど、減った気はする雀の番ですか。
個体数は1990年以降80〜50%程度減り、1960年頃との比較では10分の1になった可能性も在ると結論付けた。
そういえば“小鳥がチュンチュン鳴いている朝”という光景は、小さい頃の記憶にしかありません。
ちなみに「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」さんの2004年の記事『崩れ行く生態系』には、こんな文章もありました(意訳)。
30年間の間に、地球上の生物の内40%が死に絶えた
現在、人類は地球の回復力を20%上回るペースで天然資源を消費している(北米での大量消費が際立っている)
まぁ考えてしまうのは「前年度比より高い利益を立てないと収入が物価に追いつかなくなる仕組み」ですかね、とりあえず。