大げさなタイトルですが、またもや「らばQ」さんからの2つの記事をトラバってみました。
まず最初は極端な例から。
『世界中に衝撃を与えたジンバブエの刑務所の姿…今、何が起こっているのか』
本当に極端な例で恐縮です。
ジンバブエは驚異的なインフレでたびたび話題になっていますが、「世界最悪の独裁国家」と評されたムガベ政権の圧政により、野党支持者などの反対派は次々に虐殺・投獄されました。維持・運営の費用がないのに、とにかく気に入らない人間をぶち込んだ結果。
飢えて痩せ細り、病気は蔓延し、狭い檻に入れられている状況だそうで。
お次は、逆の話。
『不況のせい?平和のため?刑務所が次々に閉鎖している理由とは』
これまた極端ではありますが。
20世紀のオランダは刑務所が不足していましたが、犯罪が減少したことにより、1万4千人が収容可能な刑務所施設に対して、服役者は1万2千人と空きが出ており、8つの施設が閉鎖されることになったそうです。このため1200人が職を失うことになるそうですが、平均寿命は36歳というジンバブエよりは平和といえるでしょう。
って、この比べ方も極端ですね。
現実に職を失う方々にとっては、まさに死活問題なのですから。
とりあえず空いている刑務所に、お隣の国の収監者を受け容れるというアイデアも出ているそうで。
ベルギーの犯罪者500人くらいを、2010年までオランダで引き受けることで、3000万ユーロ(約40億円)の支払いを受けるとされています。
(ここから先の話には、ソースがありません)
犯罪が減るのが一番です。
そのために法を犯した場合の罰則を重くして、順法意識を高めようという考えが厳罰化に向かわせるのでしょう。
どこかの国では窃盗犯でも死刑だそうで、引ったくり犯がハンドバッグを腕ごと切り取って行くなんてウソみたいな話も聞きますが。
どこかの死刑がない国では逆に、リピーター続出だとか。
増える一方の収監者と彼らの生きる権利の尊重から、税金での負担がかなり大きくなっているそうですが。
仕事には就けないし、あっても刑務所暮らしの方が快適なので、戻りたいがために罪を犯して刑務所に還ってくるそうです。
それもまた、1つの“みんなが暮らしやすい社会”の在りようなのかもしれません。